能楽の大家、世阿弥(ぜあみ)は著作『風姿花伝(ふうしかでん) 』において、「時節感当(じせつかんとう)」の重要性を強調しました。「時節感当」の意味は、「その時の状況にふさわしい表現」を指します。この概念は能楽だけでなく、広く日本の伝統芸能全般において重視される概念です。芸術や表現において、その時々の状況や流れに敏感であることが求められるのです。 国内外のラジオ・テレビ放送においては、日々「検索すること」「スマホで調べること」が促されています。しかし、実際のリスナーや視聴者がスマホを片手に検索したり欲しい情報に到達するのには時間がかかってしまいます。「+Syncro」のアプリが初めて完成したのは2019年になります。ラジオやテレビ放送とスマートフォンの情報連携ができないものか、と世界中の放送業界が血眼になって開発競争をして いたタイミングで先んじて特許を取得し、アプリが完成しました。この「+Syncro」アプリと、ラジオ放送がシンクロすることによって「ラジオに一点集中」(シングルタスク化)していただき全く新しいラジオ番組を目指したいと考えています。例えば・写真でひとこと・動画でひとこと、などラジオを聞きながらアプリを開いているリスナーのアプリ上に写真や動画が同タイミングで表示され、それを見たDJの方が大喜利のように コメントをしていくことが可能になります。DJのみなさんが「検索して!」と言わなくても検索する時間と手間なしで、リスナーに届けたい情報をお届けします。これは現代の「時節感当」なのです。